40代以上の方必見!シミができる原因と知っておきたい6つの改善法

2019-1-31

40代以上の方必見!シミができる原因と知っておきたい6つの改善法

40代になってから一気にシミができたなんて方はいませんか?
シミの原因は若い頃にたくさん浴びた紫外線や仕事などで感じるストレス、または生活習慣の乱れだといわれています。他にも、加齢によってお肌のターンオーバー機能が衰えることもシミが現れる要因です。

今回は、そんなシミが気になる40代以上の方に向けて、シミが現れる原因と知っておきたい6つの改善法をご紹介していきます。「若々しくキレイなお肌を取り戻したい」という方は、ぜひこちらの記事を参考にしてみてください。

 

シミの種類は4つ。それぞれお肌に現れる原因とは?

 

シミの種類は大きく分けて4つに分類され、それぞれでお肌に現れてしまう原因が異なります。ここでは、そんなシミの種類と原因についてまとめてみました。

 

①左右対称に表れる「肝斑」

左右対称に表れる「肝斑」

人によっては30代から現れるシミといわれているのが、顔の左右対称に表れる「肝斑(かんぱん)」です。基本的に目の周りにできるシミといわれていて、左右対称にぼんやりとした茶色っぽいシミが特徴です。

妊娠や生理不順などで悩んでいる方に多く、おそらく女性ホルモンバランスの乱れによるものではないかといわれていますが、はっきりとした原因は現在も不明だそうです。

 

②一般的なシミといわれる「老人性色素斑(老人性シミ)」

一般的なシミといわれる「老人性色素斑(老人性シミ)」

別名「老人性シミ」と呼ばれる老人性色素班は、お肌のさまざまな場所にできる一般的なシミのことです。原因は外出時に浴びた紫外線や日々のストレスといわれていて、年齢によってお肌の新陳代謝が悪くなることで発症します。

シミを作りだす主な原因は、紫外線によってお肌がダメージを受けることで生成された「メラニン」です。新陳代謝が正常であれば垢となって自然と体外に排出されますが、加齢にともない新陳代謝の機能が衰えると、若い頃に浴びた大量の紫外線などから生まれたメラニンが排出されないままお肌に残ってしまうのです。このメラニンが肌表面へと現れている状態となっています。

 

③摩擦によって作り出す「炎症性色素沈着」

摩擦によって作り出す「炎症性色素沈着」

お肌のたるみを改善しようと念入りにリフトアップをした結果、お肌を強く引っ張っている、または擦っている方は、炎症性色素沈着というシミを作り出している可能性があります。お肌に強い刺激や摩擦を加えることで炎症を起こしてしまい、それが色素沈着することでシミになる場合があるようです。

 

④先天性・後天性が原因で発症する「そばかす(雀卵斑)」

先天性・後天性が原因で発症する「そばかす(雀卵斑)」

シミの一種となるそばかすの原因には、先天性と後天性の2つに分かれています。先天性の場合は思春期の頃に発症しやすく、後天性は紫外線やストレスによって発生した活性酸素が原因で発症するといわれています。

 

知っておくべきシミができるメカニズム

 

シミを改善するのであれば、まずはシミができるメカニズムを知っておくことが大切です。仮にシミが改善したとしても、仕組を知らなければ再び発症させる可能性もあるので、これからご紹介する内容はきちんと把握しておきましょう。

 

シミの元となるメラニンが発生する原因

シミの元となるメラニンが発生する原因

メラニンとはメラノサイトによって生成される物質で、紫外線によってお肌が刺激を受けることで表皮の最下層で作られます。紫外線に含まれる有害物質から、お肌を守る役目があるので、メラニンは私たちにとって必要な存在でもあるのです。

しかし、一方でお肌のターンオーバーが正常に行われていないと、シミとして肌表面に現れてしまうのが厄介なところ。本来はお肌を守る良い効果を持った物質ですが、加齢やストレスなどによるさまざまな機能の衰えによって、シミの原因となってしまうのです。

 

増えすぎたメラニンはシミとなって現れる

増えすぎたメラニンはシミとなって現れる

メラニンは、本来お肌を守るための大切な物質ですが、増えすぎてしまうと体から排出されなくなり、お肌に蓄積されます。これは、若い頃に大量の紫外線を浴び続いけていた場合や、ちょっとした外出でも紫外線対策をせず紫外線を直接浴びたことが原因となっています。

これでは正常にターンオーバーが行われていても処理が追い付かず、きちんと体外へと排出することができません。さらに、年齢を重ねるとお肌の機能も徐々に低下してくるので、40代くらいになるとシミとなって現れてしまうのです。

ちなみに、正常なターンオーバーが行われる周期は28日といわれていますが、40代になると周期が乱れてしまい、正常な周期よりも長くなってしまいます。そのため、「今はシミがないから大丈夫!」と油断していると、知らない間にメラニンが大量に生成されてしまい、茶色いシミの原因となるので注意が必要です。

 

シミの発生には活性酸素も関係している

 

シミの発生には、老化の原因ともいわれている「活性酸素」が関係しています。体内の物質を酸化させてしまう活性酸素は有害物質やウイルスから体を守る効果を持っていますが、必要以上に増えすぎてしまうとシミの原因になるといわれています。
 

体内の活性酸素は紫外線によって作られる

体内の活性酸素は紫外線によって作られる

シミの原因はメラニンだけだと思われがちですが、実は活性酸素も原因の1つといわれています。本来は、活性酸素も紫外線など外からの刺激によるダメージから体や皮膚を守ってくれる働きを持っています。
しかし、紫外線を大量に浴びるなど、刺激が大きくなってしまうと、その分活性酸素も大量に作られるので、お肌を守るはずの物質がシミの原因となってしまうようです。

 

活性酸素はニキビを作り出す原因でもある

活性酸素はニキビを作り出す原因でもある

有害物質やウイルスから体や皮膚を守る活性酸素は、お肌の健康を保つためには欠かせない物質です。しかし強い攻撃力を持っているため、肌細胞にまで影響を与えることもあります。

この影響からお肌を守る役目を果たしてくれるのが、先ほども登場したメラニンです。自ら活性酸素によって酸化することで、肌細胞への影響からお肌を保護してくれます。ちなみに、紫外線によって日焼けをした際にお肌が黒くなっているのは、活性酸素の攻撃を自ら受けたメラニンが酸化している状態だといわれています。

しかし、この働きがお肌の皮脂も酸化させてしまい、「過酸化皮質」というニキビの原因となる物質を作るのです。そして、この過酸化皮質はメラニンを生成するメラノサイトを、通常よりも色の濃い「過脂化メラニン」という物質に変えてしまうという、お肌の悪循環を生んでしまいます。

 

シミができたときに実践すべき6つの改善法

 

これまでの流れから、シミの発生を抑えるにはまず紫外線対策が必要であることがお分かりいただけたと思います。しかし、すでにできたシミはどうやって改善すれば良いのでしょうか?ここでは、シミができたときに実践すべき6つの改善法をご紹介していきます。
 

改善法その1:メラニンを抑制するなら「ハイドロキノン」

シミの原因となるメラニンを抑制するのであれば、お肌の漂白剤と呼ばれている「ハイドロキノン」の使用をおすすめします。使うことでシミ予防にもなりますし、すでにできてしまったシミにもしっかりと働きかけてくれるので、徐々にシミの色を薄くしてくれます。

少し前まではあまりにも美白効果が強すぎることで、医師の処方箋がなければ使用できない成分でしたが、濃度が2%であれば処方箋がなくても使用できるようになったため、現在ではさまざまな美白コスメに配合されている成分となっています。

ちなみに、病院で処方されるクリームに配合されている濃度は、医薬部外品よりも少し高い5%となっているそうです。この場合は医師の指示に従って正しく使えば問題ありませんが、使用前には必ずパッチテストを行って、副作用がないことが確認できてからの使用となっているようです。

 

改善法その1:メラニンを抑制するなら「ハイドロキノン」

また最近では、美白効果は残しつつ低刺激な成分に改良した「新安定型ハイドロキノン」が注目を集め、大人気コスメブランドの「アンプルール」が世界で初めて化粧品に採用しています。

 

改善法その2:敏感肌や乾燥肌には「アルブチン」

改善法その2:敏感肌や乾燥肌には「アルブチン」

美白コスメでお肌に赤みや肌荒れが表れた場合は、お肌に優しく副作用の心配がない「アルブチン」の使用がおすすめです。敏感肌や乾燥肌といった肌質の弱い方でも安心して使用できる成分ですが、高い美白効果を持っています。

せっかく美白ケアをしているのに肌トラブルを起こしては意味がありませんよね。お肌の弱い方はアルブチンが含まれた美白コスメを使ってみてはいかがでしょうか?

 

改善法その3:美肌・美白の必須成分「ビタミンC」を使う

改善法その3:美肌・美白の必須成分「ビタミンC」を使う

ビタミンCは美肌や美白効果を持つ美容成分の代表格です。メラニンの発生を抑える働きを持っているため、シミができにくいお肌へと導いてくれます。また、ビタミンCは強い抗酸化作用を持っているため、皮膚の酸化を防ぐこともできます。

ちなみに、紫外線を浴びたときには約1000mgのビタミンCを摂取すると、シミの発生を防ぐことが期待できるそうです。また、販売されている化粧品の多くはビタミンCを含んだ製品が多いため、毎日のスキンケアにも取り入れやすい成分でもあります。

さらに、ビタミンCよりも高機能な成分といわれているのが、「ビタミンC誘導体」「APPS」です。これらはお肌への浸透性が低いビタミンCを改良して作られた成分で、浸透力が高くお肌に吸収されやすくなっています。スキンケアコスメの見直しをされる方は、このような成分にも注目して、新しいコスメを選んでみてください。

 

改善法その4:肝斑に悩んでいる人は「トラネキサム酸」がおすすめ

改善法その4:肝斑に悩んでいる人は「トラネキサム酸」がおすすめ

アミノ酸の一種と呼ばれているトラネキサム酸は、炎症などを抑える働きを持つ成分です。メラノサイトの活性化を抑える効果を持っているため、必然的にメラニンの生成も抑制されます。
シミができにくいお肌に導いてくれるとあって、美白ケアをするのであれは積極的に使っていきたい成分といえるでしょう。ちなみに、この成分は肝斑の治療にも使われている成分なので、左右対称のシミがある方はこの成分が含まれた化粧品がおすすめです。

 

改善法その5:古くなった角質を物理的に剥がす「ケミカルピーリング」

改善法その5:古くなった角質を物理的に剥がす「ケミカルピーリング」

古くなった角質はシミの改善をはじめ、ニキビや小じわなどにも効果が期待できる有名な美容法です。ピーリング剤と呼ばれる専用の化学薬品をお肌に塗って使用するもので、肌表面の角質をキレイに取り除くことができます。

ただし、以下の症状がある方は使用に十分な注意が必要です。

● アクネ菌によってできた「ニキビ跡」
● 日焼けや長い間紫外線を浴びてできた「シミ」
● 溝が深くくっきりとした「シワ」

これらに該当する方は、ケミカルピーリングによる副作用が起こる、または効果がないという場合があるので気を付けましょう。

また、ピーリング後のお肌はとてもデリーケートなので、ちょっとした刺激でも影響を受けやすくなっています。外出をされる際は必ず紫外線対策を行うようにしてください。

 

改善法その6:自分で改善できないときは「レーザー治療」を受ける

改善法その6:自分で改善できないときは「レーザー治療」を受ける

シミの種類によっては自分で改善できないものがあります。長年シミのケアをしているのに色が全く変わらないという方は、このタイプのシミかもしれません。このような方は、皮膚の治療を専門とする皮膚科・美容皮膚科などでレーザー治療を受けることをおすすめします。

レーザー治療を受ければ自分ではケアできなかったシミも、簡単に取り除くことが可能です。しかし、シミによってはレーザー治療ができないものもあるため、その場合は専用の注射を使った治療を受けることができます。

ちなみに、肝斑の治療は症状が悪化する場合があるので、レーザー治療を受けることができないといわれています。一般的には、老人性色素班やそばかすの治療が対象となっているそうです。

そんなレーザー治療にはさまざまな種類があり、色に反応して色素を抜き取る「Qスイッチレーザー」、シミの原因であるメラノサイトを破壊する「CO2レーザー」などがあります。これらの治療法はシミの種類によって使い分けられているので、自分の状態に合った方法で治療をしましょう。

 

美白を目指すなら紫外線対策が必須!

 

美白を目指すなら紫外線対策が必須!

シミを発生させるほとんどの原因は、紫外線を浴びることによって受けるお肌のダメージです。それによってシミの原因となる物質が体内で大量に生成されてしまうため、美白を目指すのであれば紫外線対策は必須です!

また、紫外線だけでなく規則正しい生活習慣やバランスの取れた食生活を心掛けるなど、普段からお肌や健康に気を使うことも大切です。本気で美白を目指す方はぜひこちらの記事を参考にして、できることは積極的に実践していきましょう!